専用の薬品を使うことから薬品洗浄と呼ばれます

こんにちは！街の外壁塗装やさん山梨店です！

今回は、甲府市のタイル外壁に梅雨時期前の汚れ対策！ミヤキのピカソ・レブライトを使用した外壁の薬品洗浄を施工した様子をご紹介します。経年付着したタイルの汚れは鉄サビ、水アカ、カビ、排ガス汚れなどです。専用の薬品を使い分けて完全に除去していきます。

今回は、タイル外壁ということもありタイル専用の洗浄剤を用意しました。ピカソとレブライトでございます。２つともタイルに適しているものです。レブライトは以前、木部の灰汁洗いのブログでもご紹介しましたが、木部の他にも、古いタイルの鉄サビ、水アカも効果的に汚れを綺麗に落とすことができます。

ピカソはタイルや御影石(みかげいし)などの、石の洗浄に特化した薬品です。タイル外壁の洗浄にはこの２つのように専用の洗浄剤を使用し、最終的には高圧洗浄で汚れを落とす工程が一般的です。その後、タイル専用のクリアー塗料を塗布することで、綺麗な外観を長くキープすることが可能です。

▼前回までのブログ
・甲府市の４階建てビルにてタイル張り外壁の汚れ・目地シーリングの劣化を確認した現場調査

試験洗いから始めます

薬品にも洗浄力のランクがございます。汚れを見極め、最も適した洗浄力の薬品を選ぶことが必用です。洗浄力が弱過ぎると、全く汚れを落とすことが出来ません。逆に洗浄力が強過ぎると、汚れは落ちますが外壁の下地を痛めてしまいます。汚れは落ちて、下地は傷めないギリギリの部分の洗浄力の薬品を選ぶことで、作業効率もアップします。

ピカソに関しては、水で原液～５倍程度まで希釈することで濃度(洗浄力)を調節することが可能です。また、レブライトに関しても水で２倍～１０倍程度まで希釈して使用することができます。希釈でも洗浄力を調節することができます。

試験洗い＝(目立たない部分でタイルの汚れがしっかり落ち、かつタイルを傷めないか確認する作業)、を行ってから薬品洗浄を行なっていきます。タイル外壁の薬品洗浄において、薬品の選定はタイルの素材や汚れの程度によって異なります。一般的にはタイル専用の洗浄剤を使用し、タイルに付着した汚れを効果的に落とすことが重要です。

また、洗浄剤を選ぶ際には環境への配慮や安全性も考慮することが重要です。洗浄剤の取り扱いには十分な注意と周囲への配慮が必用です。弊社では、足場設置の前・工事の際に近隣にお住まいの方々へご挨拶に伺っております。その上で洗浄剤の飛散がないよう細心の注意を払い作業しております。

汚れに最もあった洗浄力を持つ薬品を、それぞれに適した方法で塗付します

今回はレブライトで先に薬品洗浄し、落としきれなかった部分をピカソという段取りにいたしました。黒ずんだタイルの汚れは通常の酸では落としにくいため、フッ化水素が高濃度で配合されているレブライトを電動フォームガンで適正な希釈量で塗付しました。

５分程度すると、汚れが泡と共に流れ落ちてきます。レブライトは漂白剤とほとんど成分が同じですので、お風呂場のカビキラーの業務用と思って頂くと分かり易いと思います。カビキラーも取り扱い注意の薬品ですよね。その為、希釈を行い、細心の注意を持って少量ずつ塗布します。

時間を置き、薬品と汚れを洗い流します

レブライトは大気中で成分が自然中和する薬品ですが、落ちた汚れが再付着しないうちに高圧洗浄機にて洗い流します。写真でも見てとれますが、ドロッと黒い汚れを除去することができました。

今回はとクリヤー塗装とシーリング工事もご依頼頂きましたので、まだまだ工事は続きます。まだ下地処理の第一歩ということですね。ビルということもあり、ご利用の方々の出入りが多いですので細心の注意を払って工事を続けて参ります。梅雨時期までには、雨水も汚れも、強力に弾くタイル外壁の完成を目指します。

弊社は甲府市の外壁・屋根修繕塗装工事を得意としております！